立ち上がり速度
椅子から立ち上がる際の速度を測り、お尻まわりや太ももの筋力をチェックする種目です。椅子に座って両腕を胸の前で組み、スタートの合図で両膝が伸びるまで、できる限り素早く立ち上がります。
用意するもの
椅子
スマートフォンで
測定します
測定ベルトを使います
準備
- 椅子を安定した場所に置きます。
- 椅子に腰かけ、足を肩幅に開いて、足の裏を床につけます。
- 測定ベルトを腰に装着し、スマートフォンを入れます。
- 測定するメンバー名が正しいか確認してください。
測定
- スタートボタンをタップします。
- 「準備してください、用意」と音声が流れるので、両腕を胸の前で組みます。
動いているとスタートしませんので、じっとしてください。 - 続いて「スタート」の音声が流れたら、両膝が伸びるまで、できる限り素早く立ち上がります。
- 腕は胸の前で組んだまま、腕を使わずに立ち上がってください。
- 立ち上がったら、そのままの姿勢で少しじっとしてください。自動的に計測が終了します。
補足:「スタート」の合図から10秒以内に立ち上がりを検知できない場合は、エラーになります。その場合は、もう一度測定してください。
⚠ 転倒に注意し、安全を確認しながら測定してください。
記録
椅子から立ち上がる際の速度(m/s)が記録されます。
登録ボタンを押すと、結果が記録されます。
結果はこのように表示されます。
ハカロの評価シートでは、顧問専門家の実測データとユーザーデータをもとに、A〜Eの5段階で評価します(詳しくは仕組みページ)。
💡 豆知識:立ち上がりの「速さ」と脚の力
椅子から素早く立ち上がるには、脚の筋力に加えて、力をすばやく発揮する能力が必要です。
- 腰に加速度センサーを付けて椅子からの立ち上がりを測定した研究では、日本人高齢者244人を対象に、立ち上がり時の最大速度がTimed Up and Goや5回椅子立ち上がりテストの成績と関連していることが報告されています(相関係数 r=-0.43〜-0.51)。繰り返し測定したときの再現性も良好でした。
- 地域在住高齢者330人を対象とした研究では、立ち上がりの速度が高い人ほど、転倒経験のある人の割合が低いという関連も報告されています。
出典:Tateoka K, Tsuji T, Shoji T, Tokunaga S, Okura T. Relationship between Acceleration in a Sit-To-Stand Movement and Physical Function in Older Adults. Geriatrics. 2023; 8(6): 123. PMC/Tateoka K, Tsuji T, Shoji T, Tokunaga S, Okura T. The relationship between acceleration in sit-to-stand and falls in community-dwelling older adults: cross-sectional study. Journal of Physical Therapy Science. 2024; 36(2): 74-80. PMC
※本測定および参考値は医療的な診断を行うものではありません。